泌尿器科

泌尿器科がん

泌尿器科がん

泌尿器科の悪性の腫瘍(がん)には腎臓がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣悪性腫瘍などがあります。
がんは、早期発見が大事です。血のような赤い尿が出た、尿の出がどんどん悪くなる、腰が痛い、
微熱など気になる症状があればすぐに御相談下さい。

治療は御希望の医療機関へご紹介いたします。

◯腎臓がん
腎臓のがんで最も多いのが腎細胞がんです。50歳以上の男性に多く、早期には症状がほとんどなく、検診の腹部超音波検査や他の病気の検査中に偶然に見つかることがあります。進行すれば腰痛や血尿を認めます。この病気は手術が基本ですが、他の臓器に転移がある場合にはインターフェロンや分子標的薬などを用いた薬物治療が行われます。

◯膀胱がん
主に40歳以上の男性に多くみられ、痛みもないのに目に見える血尿で発症することがあります。症状がなくても、血尿に気づいたら、泌尿器科の検査が必要です。治療は初期であれば内視鏡を使って腫瘍を切除しますが、進行性であれば膀胱を摘出することもあります。

◯前立腺がん
前立腺がんは食生活の欧米化、生活習慣の変化で増加すると言われています。
また、症状だけでは前立腺肥大症と区別できず、特に初期には自覚症状がないことが多いため、
当クリニックでは50歳以上の方には簡単な採血による前立腺特異抗原 (PSA)検査を積極的に受けることを勧めています。
前立腺がんの治療方法は進行具合、年齢、全身状態により手術、放射線療法、陽子線治療、ホルモン療法などを患者さん、ご家族と相談して決定します。 

当クリニックでは外来日帰りで前立腺針生検を行っています。
ご希望があれば、入院施設のある関連病院へご紹介いたします。

◯精巣悪性腫瘍(精巣がん)
精巣にできる腫瘍は悪性(がん)が多いのですが、はずかしさのため躊躇い、受診が遅くなることがあります。
精巣悪性腫瘍は急速に進行するために、受診が遅れると転移していることがあるため、なにより早期受診が重要です。
治療は手術と放射線治療や抗がん剤による療法が行われます。