泌尿器科

性病(性行為感染症)

性病(性行為感染症)

泌尿器科がよく取り扱う性病にはクラミジア・淋病・ヘルペスなどがあります。病気によって潜伏期や症状には差があり、症状がほとんどないようなこともあります。

性病は最近急激に増加しており、病原体に耐性株が増えて非常に治り難くくなっています。薬が治療の基本で、特定のパートナーがいる場合にはパートナーとともに治療を行います。特に症状がないが性病の可能性を心配されているという方は御相談下さい。

◯クラミジア感染症
近年増加傾向にある性行為感染症です。
症状には尿道からの排膿、尿道のかゆみ、排尿時の痛みなどがあります。
症状が強くないので、放置し慢性化することがあります。
女性でもおりものが増えるといった軽い症状のために放置され、将来的に不妊症や子宮外妊娠、流産の原因になることがあります。

◯淋病
1週間程度の潜伏期間ののち、灼熱感を伴う排尿痛、尿道口より黄色の排膿をもって発症します。放置すれば上行性に精管から精巣上体にまで感染し、精巣上体炎を併発することもあります。
男女ともに不妊症の原因になりえます。

◯ヘルペス
単純ヘルペスウイルスによる感染症です。亀頭、包皮、陰茎などに小さな赤い水泡できます。その後に水泡がつぶれ、小さな潰瘍ができます。
治療は抗ウイルス薬の内服と軟膏です。